皆様の声

大山問題を考える会 > 皆様の声 > 匿名希望様様より

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匿名希望様(年齢: 60歳〜69歳・女性)お住まい:大山地区外
掲載日:2024年4月3日
十条も同じような問題があるので関心を持ち拝見、参考にしています。
石神井公園駅前再開発の様に短期間でも執行停止決定が出るといいですね。
ご存じかもしれませんが、東京都建設局の東京都事業評価委員会が11月の第4回で東京都市計画道路補助第26号線(板橋区大山町地内) を、12月の第5回で大山駅付近立体化を審議し、その時の資料、議事録がネット公開されています(継続了承)。地元反対者も参考人として参加発言出来るようにする必要があると思います。
各種委員会・審議会委員はどれだけ現地を理解しているのでしょうか?
例えば
十条駅付近高架化の環境アセスメントでは、東京都が使用する騒音予測式の適用条件は評価書案にも平坦であることと明記され、都民の意見を聞く会でも環境計測会社の人が、高架化では前後の都道の下をくぐった後に駅隣接の都道を高架でまたぐため大きな勾配になり適用条件を満たさず都の予測式は使えないことを、指摘したにも関わらず、審議会では触れることなくその予測式を使った予測騒音値を承認してしまうなど、基本的な科学的素養、態度がない方たちが委員になっている様です。
その他にも、
1.東京都予測式はバラスト軌道であることも適用条件
2.現在、バラスト軌道、ロングレールである現況の騒音による予測式の補正済み
であるのに高架化後、バラスト軌道やロングレールの採用により予測値よりさらに騒音を小さく出来ると、二重補正したり、
アセス(案)にあった、離れた場所騒音測定値なのに列車種別、速度から測定値まで全く同じものがあったのを、単なる転記ミスで済ませ、正しいとする修正した測定値での意見を聞く会も、批判的検証もされなかった。
なお、アセスメントを作成会社は、パシフィックコンサルタンツです。

「大山問題を考える会」より

匿名希望 様

 

ご投稿ありがとうございます。
おっしゃる通り、現行の都市計画の決定システムは、法的手続きとしての審議会はもちろんのこと、ご指摘の環境アセスメントですら、事業計画の追認と補完のための道具と化しているのが実態のようです。
当地ではかつて、鉄道高架化に伴う「駅前広場」計画に対して、1,600余通の意見書(大半が反対意見)が出されましたが黙殺同然に扱われ、都市計画審議会では、賛否が拮抗したため出された継続審議の動議が可否同数となったものを、議長(審議会委員長)裁決で動議を否決したうえ、原案を可決させたことがありました。議長は都から来た(元)技官の推進派でした。
行政は、住民の声を聞いたと言いながら、聞いているのは常に〝計画賛成派の声〟だけで、民主主義の基本である議論の積み重ねや意見の統合といったことは想定されていないことが常態です。
 
東京都建設局の東京都事業評価委員会の資料と議事録については不明にして存じ上げませんでした。
早速勉強させていただきます。
情報のご提供とご教示に感謝申し上げ、引き続き大山問題にご注目くださいますようお願いいたします。