私たちが守ってきた「大山ハッピーロード」
いま、再開発の波に呑まれ壊されようとしています!

4月7日(日) 開催予定「大山問題住民デモ」第2弾!決行しました

今回は特に、今月から始まるとされるアーケードの解体工事を、何とか思い止まらせようという声を高らかに上げる行進になりました。
この280名の声は、半世紀近く「アーケードで守られた商店街」だったハッピーロードが、「アーケードのない商店街」に変わろうとしているけれど、道路のできる見通しも立たない今、なぜアーケードだけを解体しなければいけないのか、また、その目的も理由も満足に説明されず、したがって、その変化が吉なのか凶なのかも分からないことに、多くの人が疑問と不安を抱いているということの証ではないでしょうか。

「大山問題を考える会」の2023年最大のイベント「11.26デモ」を決行しました

「再開発業者と行政主導の大山大改造計画に反対し、生活密着型のまちづくりを目指す」ことを目的に、住民の住民による住民のためのデモとして計画したものです。

当日は、一段と冷え込みが増した天候に関わらず220人もの参加者がコモディイイダ大山店の店頭に続々詰めかけてくれました。

住人の声を聞かない開発計画!

大山駅西側に560mのアーケードを有するハッピーロードは、このまちの象徴。
1日来街者は34,000人といわれ都内屈指の規模を誇っています。
住民に愛され、なくてはならないライフライン機能を担ってきたこの商店街を衰退、もしかしたら消滅させかねない開発計画が進んでいます。

1978年から育ててきたアーケード商店街「ハッピーロード」が、住人の声を聞かない都市開発によって、壊されようとしています。

迫られる立ち退き

生活基盤と環境の破壊

得をするのは誰?

追い出される弱者

利権者である強者が得をし、住人である弱者が行き場を失い損をする。
そのような開発のために私たちは立ち退きを迫られ、さらなる開発が進められようとしています。

アーケードが
無くなるとどうなる?

アーケードが治安を守る一躍を担っていました

夜、帰宅時の方々をアーケードの明かりで守ってきましたが
暗い夜道に変わります。

買物はどうしよう?

再開発後商店街は戻ってきません。
スーパーマーケットのコモディイイダさんも開発計画で立退きを迫られています。

駅までの道のりが不便になります

雨・風・雪・暑さ・寒さ等などから私達の往来を助けてくれた全天候型アーケードが撤去により 住民の皆さんの外出・通勤通学が不便になります。

アーケードが無くなって便利になる事は、ありますか?

・・・・・今の所思いつきません。

新着情報

止まらない無意味な計画

ハッピーロード大山商店街を分断する開発計画

ハッピーロード大山商店街を
分断する開発計画

終戦直後の昭和21年に復興計画として決定されたもので、都補助26号と呼ばれる道路を、今交番のある踏切地点から川越街道まで400m弱延伸させ、水道タンク方面へつなげようとする計画で、土地の買収が進められています。

ハッピーロード商店街は、ほぼ真ん中で斜めに分断されるため、全長の1/3近く剥ぎ取られ、ひとつの商店街としての連続性は消失します。

クロスポイント再開発とピッコロスクエア再開発

 

クロスポイント再開発と
ピッコロスクエア再開発

 

タワーマンションを何棟お建てるというこの街の身の丈に合わない開発、それが、クロスポイント再開発とピッコロスクエア再開発です。

 

当初は、計画地域の対象者をタワーマンションに入居させるという話しだったのですが、デベロッパーが主導することになると話しが変更され、多数の人が立ち退きとなり、結局入居することはできないようです。

このまま計画が進められれば、商店街の衰退にとどまらず、大山のまち自体が荒れ果てていくのではないかと懸念されています。

これらの開発で失われるもの

元々大山駅寄りの「大山銀座商店街振興組合」と川越街道寄りの「協同組合大山銀座美観外」の2つの商店街を合併して誕生した「ハッピーロード大山商店街」都補助26号線の開発により再び分断され、ひとつの商店街としての存続があやぶまれる。当初の計画とは話がすり替わり、多くの商店は実質的に立ち退きを迫られます。
物理的なアーケードはもちろん、商店街のコミュニティや活気、作り上げてきた先人たちの想いも一気に失うことになります。その結果、商店街は衰退し、いずれは住人たちの生活基盤も失われていくのではないでしょうか。

進むジェントリフィケーション

この開発において、得をするのはだれでしょう?
利権を握っている強者でしょうか。
タワーマンションに高所得者などを住まわせ、元々の住人は外に追い出すのでしょうか。
弱者を更に追い詰める開発に愛はあるのでしょうか。
不十分な説明のまま開発を強行するその先に何が残るのでしょうか。

商店街の活気が失われることが住人ファーストでしょうか。
このまま理不尽な開発を見過ごすことはできないのです。

私達の取り組み

私たちは、先輩の方々が築き上げてきた「大山のまちの歴史と魅力」を忘れてはいけないと思います。
大山に生まれ、大山で育ち、このまちを愛している多くの住民にとって、またこのまちで働いている皆さまや、このまちで学んでいる若い方々にとっても、大山のまちはかけがえのない大切な生活の場であると考えます。
ところがここ数年、大山駅の周辺地区において、まちの象徴や生活環境などが、著しく破壊されようとしています。考え直してほしいという住民の声は届かず、多くのまちの利用者の願いも無視され、行政の強権的で横暴な計画が、私たちの知らないうちに進められようとしているのです。

2024(令和6)年4月、ハッピーロード大山商店街の繁栄の象徴でもあるアーケード(=幸せに続く長い屋根)の中央部分(約180m)の解体撤去が始まろうとしています。
これは、人口減少や車社会の変容を考えずに行政が強行する「誰も望んでいない道路」の計画(=78年前に立てられた今や不要な道路計画)を、防災名目で前のめりに突破するための事前工事ですが、道路自体は用地取得もまだ半分程度で、着工のめどすら立っていません。
それにもかかわらずアーケードを解体して商店街の環境を悪くし、利用者を不便にするだけでなく安全・安心のまちを劣化させることに何の意味があるのでしょう。
そして、その道路との交差対策のための鉄道立体化計画で東京都は、「鉄道地下方式」を切望する住民の声を無視して、経済的なポテンシャルの低い「鉄道高架方式」を安易に選択しました。さらに板橋区も、鉄道高架化との抱き合わせ販売のように「駅前広場」を造るという美名のもと、もう一本不要な区画街路を造ろうとしています。
そのために多くの地元住民が立ち退きを迫られていることは、理不尽極まりないことです。

その一方で、大きな道路を当て込んだ再開発計画が動き始めています。
クロスポイント地区とピッコロ・スクエア地区と呼ばれる地区に、100m超の高層マンションを4本林立させる計画ですが、タワマンで人口を増やすことが将来、まちに繁栄をもたらすという根拠は何もありません。それどころか、50年後のまちを考えた時、タワマンには持続可能性がないとすら言われ始めています。
そんな中、ディベロッパーは大山駅東地区でも、立ち退き者の立ち退き先を確保するという口実で、水面下で再開発計画に動き始めているという新たな問題も生じています。

私たちは、まちの将来の繁栄を見出せない、このように劣悪な各種計画に断固反対し、大山で静穏に暮らす私たちの身の丈に合ったまちづくりを提案していこうと考えます。
そのために各種情報の収集と調査研究を実施し、多くの皆さまとその情報を共有しながら、大山地区で生じているこれらの問題を検証し、協議し、また各種の媒体を通じて情報発信し、関係機関への働きかけや市民活動を実施いたします。
あきらめることなく、困ることは困ると声を上げ、生活者の立場でこうしてほしいという当然の要求を行うことで、大山のまちづくりに取り組んでいきたいと考えています。

私たちは只やみくもに反対を唱えている訳ではありません
「一生づきあいします」の旗印はどこへ?