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大山問題 第3回「連絡会議」を実施しました

日時:2024年7月19日(金)18:30〜

場所:区立文化会館(第4会議室)

去る7月19日㈮、この日も〝災害なみ〟と言われるほどの猛暑日となりましたが、大山問題に携わる関係者がお仕事疲れの様子も見せず25人集結し、現状を報告し合いながら今後の運動について熱く意見を交わしました。

複合開発にさらされ、薄れゆく〝庶民のまち大山〟らしさ

  • 「都道補助26号線の延伸」と「商店街アーケードの解体」
  • 「再開発地区(ピッコロ・スクエア、クロスポイント両地区)」
  • 「駅・鉄道の高架化」と「駅前広場と称する道路」

 ➥住民をはじめ、多くの関係者の知らないところで、一部の人(役所+企業+地権者)だけで進められている大山改造計画。
 最終的には、まちを〝高級化〟(gentrification)する企みなのだろうが、庶民は追い出され大山らしさは消失する。
 50年後、必ず悔やむことになる。

これらの大山問題に対する住民運動の取り組み

  • 補助26号線の認可取消し裁判は上告審で棄却(不受理):「特定整備路線補助26線を考える会」の活動
  • アーケード解体工事禁止を求めた仮処分申立ては却下(6/3付)
  • その他、任期満了に伴う東京都知事選挙(7/7)において小池都政3選となり、従来の計画が維持(強化)される条件が整ってきた。

このような逆境の中でもあきらめない決意と意見の表明

  • 「住民デモ」の実施や署名活動によって、1年前には考えられなかった住民への問題意識の浸透と何件もの大手メディアからの注目があった。
  • 幾つかの大学生から取材依頼があり、大山問題の現状と我々の取り組む姿勢を伝えることができた。(今年3件(昨年も2件)実施)
  • 再開発の戸別訪問に対する対応策を提案したが、その場で判断や決定をせず必ず当会に一報(相談)してほしい。
  • 「訪問お断り」ステッカーも一案
  • アーケードの解体に関しては実害が出ている。さらなる分断という被害を危惧する。
  • 再開発が、大山の実情に合った〝身の丈再開発〟から、一部の地権者と大企業が利益を上げるものに変質した。
  • もっと、その問題点を明示して計画見直しに押し戻したい。
  • アーケードは諸先輩が私財を投じた振興組合の財産。それを組合自らが毀損することは許されない。振興組合に対しもっと声を上げていきたい。
  • クロスポイントのタワマンは入居が遅れるか。現在内装工事を24時間実施しているようで連日騒音が出ている。
  • 高架化と駅広事業は目立った動きがないが、都と区が連携して動き出す可能性を注視していきたい。
  • コモディ・イイダとアーケードあっての商店街。これからも一枚岩で活動したい。

東京都の出方(特に「機動取得推進課」)は要注意

  • 喫緊の動きはないだろうが新部署が成果を上げ始めたら、連動して都市整備局が攻勢をかけて来る可能性が懸念される。
  • 動きを察知したら当会に連絡してほしい。
今後もこのような連絡会議を実施しながら、「強権的な行政」と「強欲な企業(greed capital)」らの攻撃に対抗していくことが確認され、たいへん有意義な会合になりました。